海上自衛隊ヘリ搭載護衛艦 DDH-141 はるな

ピットロード製 SKY WAVE SERIES、1/700 インジェクションプラスチックキット (J-27) 海上自衛隊護衛艦 「はるな」及び純正エッチングキット (PE-148)を組み立て。

本モデルはFRAM後の各種レーダー、インマルサット・スーパーバード衛星通信アンテナ、電子戦装置、TACAN換装、シースパロー発射機、チャフランチャー装備等ミサイル戦・電子戦強化装備改修後の姿を再現しています。

組み立て時には、木本敏文氏著「現用艦船模型倶楽部へようこそ」およびイカロス出版、シリーズ世界の名艦「はるな/しらね型護衛艦」の各書籍を参考にしました。

 

その他に、下記のディティールアップを実施。

1. 艦橋窓はモールドを抜いて開口

2. 手すり・落下防止柵はインターアライド製 MODELER'Sキットのものを使用

3. 錨鎖はモールドを削り、フラグシップ製極細チェーンで細密化

4. ホイップアンテナ及び救命ブイは0.2mm真鍮線で新たに作成

5. マストからの張り線はMODELKASTEN製 0.07mm金属線を使用

6. 搭載艇のボートロープは伸ばしランナーを使用

7. 搭載ヘリ、SH60Kの主ローターをエッチングパーツに変更

「はるな」は海自初の本格的ヘリ搭載運用艦として、1973年2月22日三菱重工長崎造船所にて竣工、横須賀で就役開始、舞鶴第3護衛隊旗艦として活躍する。

対潜ヘリを3機搭載するため後甲板は飛行甲板化され、大きな格納庫を保有。

1974年11月には2番艦DDH142「ひえい」も就役。1986年には近代化改修(FRAM)を施され、外観上も一挙に重厚感をアップ。

4,950トン、全長153m、70,000PS、 31ノット、乗員370名

73型54口径単装速射砲x2門、74式アスロックx1基、20mmCIWS機関砲x2基、シースパロー発射機x1基、68式3連装魚雷発射管x2基、SH60K対潜ヘリx3機搭載可能。

「はるな」は1974年11月、東京湾内で衝突事故を起こし炎上した「第十雄洋丸」の沈没処分、99年に発生した能登半島沖不審船事件でのミサイル護衛艦DDG-175「みょうこう」などと一緒に不審船に対しての威嚇射撃、9.11テロ後にはインド洋派遣部隊旗艦として数回インド洋に派遣されるなど、機能を遺憾なく発揮。

 平成16年に「はるな」の代艦である13,000tヘリ搭載護衛艦(16DDH)の建造予算が成立し、海上自衛隊悲願の空母型艦の「ひゅうが」「いせ」の建造が決まり、

2009年3月18日、新DDH「ひゅうが」就役と入れ替わりに除籍。

 
このエントリーをはてなブックマークに追加